バスケットボール漫画の金字塔『SLAM DUNK』の最終回から10日後を描いた
『SLAM DUNK 10 DAYS AFTER』が、年内に書籍化されることが23日までにわかった。
作者の井上雄彦氏が公式ホームページで「2009年、やや見やすく(?)手に取りやすい(?)
本の形にして世に出すことにしました。最終形かつ一般化」と発表したもので、
これが『SLAM DUNK』に関する"最後の出版物"となる可能性もありそうだ。
同エピソードは、原作の最終回から10日後の世界を
廃校となった旧神奈川県立三崎高校の黒板23枚にチョークで描いた異色作。
2005年12月3日から 5日まで、単行本総売上げ1億冊突破の感謝企画として、
作品は期間中誰でも見ることができ、3日間で5000人を超えるファンが訪れた。
作品をカード化した「黒板カード」及び、イベントのドキュメンタリーDVDはどちらも完売しており、
井上氏は「今なおあの作品を見たい、ほしいと言ってくださる方多数という状況があって、
どうしようか〜とはこの2〜3年つねづね思っておりました」と検討した結果、書籍化を決定。
かねてから『SLAM DUNK』の続編は書かないことを明言している井上氏は
「新聞広告から始まる2004年の1億冊感謝のもろもろについて、これが総決算といいますか、
最後のものになろうかと思います」と綴っており、
今回の書籍化が『SLAM DUNK』関連作品の最後の作品となる可能性を示唆した。
なお、具体的な発売日等は発表されていない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090123-00000027-oric-ent 『SLAM DUNK』は、90年〜96年まで雑誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)に連載。
日本のバスケ人気の火付け役となり、アニメ化もされ、一大ムーブメントを巻き起こした。
その人気は現在も衰えを知らず、昨年にはアニメ版のDVDボックスが発売。
その発売を記念した開催されたファン参加型イベント『SLAM DUNK 20000 PROJECT』では、
各地に設置されたバスケのリングにファンが次々にシュートを決めていき
20000本シュートを達成したことも話題を呼んだ。