矢野経済研究所(本社:東京都中野区)が2009年1月16日に発表した国内スポーツ用品市場の調査結果によると、
2008年のチームスポーツ用品市場規模(メーカー出荷ベース見込み)は1699億1000万円で、
前年比1.4%増の微増。計8割を占める野球とサッカーは、おおむね堅調という。
種類別では、野球が703億3000万円(前年比0.1%減)、サッカーが659億3500万円(同2.7%増)、
バスケットボールが177億5000万円(同1.2%増)、バレーボールが125億4500万円(同3.3%増)、
ラグビーが14億8000万円(同3.5%増)、ハンドボールが15億4000万円(同2.5%減)など。
2大チームスポーツでは、野球が高校硬式野球部の需要が旺盛な一方で、
成人軟式野球(草野球)の競技人口が減少傾向にあり、横ばいの見込み。
サッカーはフットサル人気による競技人口の増加で好調だった。
このほか、「ミニバス」が人気のバスケットボール、北京五輪出場効果やソフトバレー人気のあるバレーボール、
関西で盛り上がりがあるラグビーで、それぞれ前年を上回る見込みとしている。
ただし、少子化の影響や、不況を受けた企業内クラブの廃部・休部など、
チームスポーツ用品市場を取り巻く環境は厳しさを増していると指摘。
2009年の市場規模については同2.2%増の1736億3500万円と予測しているが、
長期的には、やがて減少傾向になるとみている。
記事元:2008年の国内チームスポーツ用品市場規模は1699億円の微増 矢野経済研究所調査 (日経トレンディネット)
ttp://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20090119/1022874/ 参考資料:「チームスポーツ用品市場に関する調査結果 2008」 - 矢野経済研究所
ttp://www.yano.co.jp/press/press.php/000430 ttp://www.yano.co.jp/press/pdf/430.pdf