クアラルンプール:現AFC年間最優秀女子レフリーの馬場佐知子氏は最初、自身が笛を持つことは
好きではなかったとか。
しかし、1試合1試合のユニークさや、競技規則に沿って試合が円滑に進むためにレフリーが
対峙するさまざまなチャレンジが徐々に彼女をこの世界に魅了していった。
現在36歳の馬場氏は、その前から徐々にレベルの高い大会への指名を受けるようになってきた
ことを知っていた。そして昨年、彼女は大陸最高の女子レフリーとしてその実力を認められた。
「候補入りすることも予想していなかったので、(受賞したことについて)とても驚いた」と
現在、AFCエリート女子レフリーコースに参加している馬場氏はthe-afc.comに語った。
「レフリーアセッサーからのアドバイスをしっかり聞くようにし、これが自分の力を上げるのに役にたった。」
現在、AFCエリートフィジカルフィットネスインストラクターの山岸昴司氏と結婚した彼女は
レフリーとしての活動を開始した時を思い出しつつ、
「最初は(レフリーをすることが)あまり好きではなかった。千葉で子供のチームの指導の帯同審判を
していた時、地元協会の人に声をかけられたことがきっかけとなった」と語った。
「しかし、私はレフリーをすることになっていき、周りの人たちが指導してくれた。それからは
レフリーをすることが好きになっていった。試合ごとに同じシチュエーションがないので緊張
しなければならないし、違ったチャレンジがあることに気づいた。」
今後の目標について聞いてみると、馬場氏は目の前の試合をしっかりとやっていくだけだとクールに答えた。
「このような素晴らしい賞を受けたけれども、これに驕らずにいままでどおりやっていきたい。
1試合1試合を冷静に、忍耐強くやっていくだけだ。」
この彼女の謙虚でプロフェッショナルな姿勢が、彼女がトップレベルのレフリーに到達した大きな要因だろう。
http://www.the-afc.com/jpn/articles/viewArticle.jsp_168493719.html