【書籍】新書「戦国時代」に…生き残りかけ、出版各社が書棚の”陣取り合戦”[01/18]
新書をめぐる競争が激化している。「バカの壁」「女性の品格」などメガヒットが続出して
市場参入が増える一方でブームはひとまず落ち着いた感も。限られた書棚のスペースを
めぐり、各社のせめぎ合いが激しさを増している。
新書の歴史は、昭和13(1938)年の岩波新書創刊に始まる。“難解”なイメージがあっ
たが、70年を経て著者や内容もバラエティー豊かに。現在は、平成15年の『バカの壁』
(養老孟司著、新潮新書)の大ヒットに象徴される「第3次ブーム」とされている。
昨年10月、大手では唯一新書を出していなかった小学館が「小学館101(イチマルイチ)
新書」で参入した。レーベル名は「百の上を目指す」という意味。マーケティング局の原本茂
さんは参入の理由を「カジュアルな商品も増え、手軽に読みやすくなった。書店に専門コー
ナーがあるため単行本より目につきやすく、売り上げにつながると判断した」と話す。
創刊ラインアップは半数以上がすでに重版。経済評論家・勝間和代さんの「読書進化論」
は初版5万部を早々と突破してベストセラー入りするなど好調だ。
「まずまずのスタートを切ることができたが、業界の争いは熾烈(しれつ)。ビジュアルを
生かしたアート系など、小さくて持ち運びが便利という新書の利点を打ち出していきたい」
(原本さん)と策を練っている。
いま、主なレーベルだけでも60以上と、新書市場は「狭き門」となっている。多くの書店
で新書コーナーは満杯で、「売れない商品は新刊と入れ替えに、1カ月で返品する状態」
(都内の書店)という。大手出版社の営業担当者は「定規を片手に数センチ単位で自社の
棚を死守している」と明かす。新規参入組には、より状況は厳しく、18年創刊のソフトバン
ク新書の吉尾太一編集長は、「一目見ただけで買いたいと思わせる瞬発力が勝負」という。
(
>>2に続く)
ソース:産経新聞 2009.1.18 08:52
http://sankei.jp.msn.com/culture/books/090118/bks0901180859002-n1.htm
(
>>1の続き)
ジャンル全体の売れ行きに陰りも。昨年刊行分では『悩む力』(姜尚中著、集英社新書)
などが目立つものの、一時の勢いは去りつつある。そんな中、「何に基盤を置いてよいか
分からない時代だからこそ、粘り強く考えていくための知を提供したい」(岩波新書の小田野
耕明編集長)、「養老さんが10時間話した内容を凝縮し、700円余で提供できるのは新書
だけ。編集部員が読みたいものを作る」(新潮新書の後藤裕二編集長)と各社は知恵を
絞る。
永江朗・早稲田大客員教授(出版文化論)は「出版社は出版点数や発売日に縛られ、
自転車操業になりがち。大衆に専門的知識を分かりやすく提供するという、新書の原点を
踏まえたレーベルが生き残るのではないか」と話している。
(終わり)
3 :
名無しさん@恐縮です:2009/01/18(日) 10:44:30 ID:CSV4KOBDO
養老のおしゃべりなんてそのままゴミ箱行きだよ
4 :
名無しさん@恐縮です:2009/01/18(日) 10:44:57 ID:rlkGybof0
もう本屋そのものがなくなりつつあるじゃん。
岡本駅近くにあった本屋はローソンになってしまった。
永江朗、教授になってたのか
岡本駅ってどこにあるんだ?
書店が平積みでプッシュしてる新書に限ってゴミばっかじゃん
何を基準にしてるか本当に分からん
9 :
名無しさん@恐縮です:2009/01/18(日) 10:51:31 ID:zAwjQehS0
神戸では?
「新書の9割はゴミ」ってタイトルの新書出せば売れるよ
11 :
名無しさん@恐縮です:2009/01/18(日) 11:03:37 ID:v3+ce+a/0
新刊の新書なんて雑誌と同レベルじゃねえの?
岩波新書も赤版になってからというもの、
二時間程度で読了したあとには、
読み返す価値すらない代物になりはてた。
12 :
名無しさん@恐縮です:2009/01/18(日) 11:05:33 ID:CSV4KOBDO
中公は孤軍奮闘できてる・・・かなぁ
最近のは知らないけど
本来の意味で教養を身につけるという目的なら、中公、岩波、講談社現代をおさえておけば大体事がすむからな。
他の新書は本当に良くも悪くも「読み物」という感じで、一回読み通したらそれでおしまいという感じの本が多い。
新書って、雑誌連載をまとめただけのものが多くて、当たりはずれが大きい。
生物と無生物のあいだ、なんてまさにハズレの最たるもの。
広告にだまされて買ってしまったが・・・
16 :
名無しさん@恐縮です:2009/01/18(日) 11:35:02 ID:0Gq2OFig0
ゴミが増えるだけ
一般向け新書より専門家向け専門書のが断然面白い
最近の本屋ってトーハンの言いなりで本並べているだけだから行く気も起きなくなった
CDショップと同じで品揃えがどこいっても一緒、大々的に並べてる商品も一緒だもん
昔の六本木ABCやWAVEの品揃えは客と店員の会話みたいで面白かったな
20 :
名無しさん@恐縮です:2009/01/18(日) 18:22:30 ID:wiR5mB0h0
新書が新書でなくなってきてるからな
普通にタレント本みたいのも出てるし
1500円じゃ売れないから800円で売っとけって感じになっとる
21 :
名無しさん@恐縮です:2009/01/18(日) 21:06:28 ID:D4izzlLvO
大塚久雄とかお世話になったよ。
22 :
名無しさん@恐縮です:2009/01/18(日) 21:08:31 ID:1Zjf7w6I0
こんだけ紙使っといてエコとか言ってるんだから
23 :
名無しさん@恐縮です:2009/01/18(日) 21:10:58 ID:bz2KUEko0
講談社ブルーバックス。
ずいぶん昔から、後にノーベル賞受賞者となる人を起用していたのだなぁ。
24 :
名無しさん@恐縮です:2009/01/18(日) 21:11:08 ID:IDcSaUKK0
田村書店って千里中央にあるあの田村書店かw
25 :
名無しさん@恐縮です:
いつ頃だったかなあ、新書が本屋の棚の邪魔者扱いされてたのは。
丸善の棚はモノはいいんだが融通が利かなくて、
新書用の棚は新書以外にはなかなか使いづらかった。