「岩手の怪物」の異名を持つ伝説の名馬トウケイニセイの凱旋(がいせん)セレモニーが
12日、岩手県奥州市の水沢競馬場で開かれた。
会場となった場内のパドックには約500人のファンが押しかけ、記念写真を撮るなど
往年の名馬との再会を楽しんだ。
主戦騎手だった菅原勲騎手(45)ら関係者も駆け付けた。菅原騎手は「トウケイニセイと
出会わなければ、いまの自分はない。メイセイオペラよりも走る一番の馬と思っている」と
思い出を語った。
トウケイニセイは22歳の牡馬。現役時代は岩手競馬所属で、当時の日本記録となる
18連勝をマークするなど活躍した。現役引退後は種牡馬として北海道日高町などで
過ごした後、今月上旬に余生を送るため岩手県滝沢村の「馬っこパーク・いわて」に移った。
馬っこパーク・いわては3月以降、一般公開を予定している。馬房内に獲得したトロフィーも展示する。
セレモニーを見学した仙台市宮城野区の会社員佐々木正典さん(40)は
「少し年をとったが、ほかの馬と違うオーラは健在」と再会を喜んでいた。
ソース
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090113t34010.htm