NHKのドラマ「QED証明終了」(木曜午後8時)で、十五歳で米国の超名門大学を卒業した
スーパー高校生・燈馬想(とうまそう)を演じる。
「燈馬君は何でも知ってる天才。難しい言葉を使うので、せりふの意味を辞書で何度も調べた。
しゃべり方を落ち着かせてみたり、決まり事があると面白いかなと思って、常に後ろに手を組んだりの工夫も。
天才だから友達がいなくて、普通の青春を味わってない、さみしい男の子かなと想像しています」
共演は「モーニング娘。」リーダーの高橋愛。高橋演じる水原可奈の高校に、ある日、米国の大学を飛び級で
卒業した天才・燈馬が転入してくる。
好奇心旺盛でおせっかいな性格の可奈は、そんな天才がなぜ日本の高校に転入したのか興味津々。
そんな二人が、次々と遭遇する事件の謎に挑む。
「第一、二話は殺人事件でシリアス。でも、三話目は個性的なキャラがたくさん出てきてコミカル。
タイムトリップがあったり、裁判員制度の旬な話もあったり、全十話、どれもテイストが違うので、演じていて面白い」
同級生役の高橋は、実際には五歳年上のお姉さん。お互い人見知りで、最初は敬語を使い合っていたが、
徐々に打ち解けた。今では時々、振り付きでモー娘の歌を披露してもらっているとか。
「実年齢は高橋さんが上だけど、制服を着れば同い年。でも、ロケ弁当を食べてる時に撮影の声がかかって、
僕が弁当を片付け忘れたら、高橋さんがサッと片付けてくれて。そういう時、年上の女性だなと思う」
今春、大学に進学する。人間関係を広げ、仕事の糧にしたいと目を輝かせる。
蒼(あおい)は本名。井上靖さんの小説「蒼き狼」が好きだった父が、チンギスハンのようなスケールの
大きな人間になってほしいと願って名付けた。
「大河ドラマで篤姫を演じた宮崎あおいさんの影響で、〇八年生まれの女の子の名前では『あおい』が人気だったと聞いた。
男の子でも『あおい』が人気になるように、僕も活躍したい。いつか、大河ドラマに出たいですね」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2009011202000091.html