プロ野球の加藤良三コミッショナーは5日、日本プロ野球組織(NPB)の仕事始めで、
職員を前に「野球界を含む世界の金融情勢は未曽有の難局にある。プロ野球は不況に
強いスポーツであり、今こそ野球界の腕の見せ所」などと訓示した。
セ・パ両会長職を廃止した組織改編が行われ、改定された協約が今月から発効。
コミッショナーの権限が拡大し、オーナー会議が最高議決機関と位置づけられたが、
今後の組織運営について加藤コミッショナーは、潜在的ファンの掘り起こし、
プロアマ間のさらなる関係構築などを具体的な課題に挙げた。
また、日米関係を軸にアジア、太平洋地域を含めた中での国際交流試合を増やしていく
構想を示し、日本野球の対外的な存在感を高めていく努力が必要と強調した。
読売新聞:
http://www.yomiuri.co.jp/sports/npb/news/20090105-OYT1T00585.htm