第85回箱根駅伝往路(2日、東京・大手町―神奈川・箱根芦ノ湖間)が行われ、
東洋大が5区の"新山の神"柏原竜二(19=1年)の活躍で激戦を制した。
東洋大は昨年12月に部員が強制わいせつ罪で逮捕されるという事件が発生。
不祥事を乗り越えての往路初優勝となったが、東洋大陸上部は「不祥事の
みそぎは済んでいない」と明言。監督不在のまま「自粛続行」の方針だ。
(渡辺学、上野雄大)
東洋大は、昨年12月に部員が電車内で痴漢行為をしたとして強制わいせつ罪
の現行犯で逮捕されて退部。関東学生陸上競技連盟から200万円の
駅伝補助金の支給停止、集団応援の制限などの処分が科された。練習を
5日間自粛したこともあった。
そんな状況での往路優勝に、学連・青葉昌幸会長は「大学を挙げて自粛を徹底
しているのが伝わってきた。被害者の方にはいい形で伝わればいいですね」。
反省の姿勢を評価し、東洋大にねぎらいの言葉をかけた。
ところが、当の本人達には「みそぎが済んだ」というムードはなく、関係者も硬い
表情のままだ。実際に往路初Vの祝勝会は自粛の方向で検討されているという。
また、今回の不祥事で引責辞任した川嶋伸次前監督(42)の後任について
佐藤尚監督代行(55)は「学校が決めること。箱根が終わってから話し合われる
と思います」と話す。
しばらくは、指揮官不在のまま練習を続けていく方針だ。関係者達も「優勝と
事件は別問題」と言い切る。それだけ世間に与えた「痴漢行為で部員逮捕」
のダメージは大きいと見ており、初Vもみそぎにはならないという。
過ちを犯した元部員とはいまだに連絡は取れていない。佐藤監督代行は
「これからの人生を頑張ってくれ」と父親を通じて伝えたというが、東洋大の
自粛ムードはまだまだ続きそうだ。
1月3日発行 東京スポーツ紙面より
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