来年度「薄暮開催」を検討 ばんえい 不調のナイター削減
帯広市は、ばんえい競馬の来年度開催日程で、夕暮れ時刻にレースを行う
「薄暮開催」を検討している。今季、期間を1カ月近く長くしたナイター開催が不調に
終わり、この反省を踏まえ、デイ(昼間)開催とナイターの切り替え時期での実施を
想定している。開催日数自体は150日間、ナイターは市単独開催1年目と同程度の
42日間を軸に調整している。
来年度のばんえい競馬開催日程は、年内に農林水産省に届け出。来年1月末までに、
総務省に対しては開催指定も申請する。
今季のナイターは、昨季の好調を受けて開催日数を72日間(前年比30日増、
5月9日?10月19日)と設定。ただ春や秋の肌寒い時期に加え、夏場も天候不良
による低温で客足が遠のいた。市外のファンは帰宅時間の都合上、早めに
馬券発売所を離れることも指摘されていた。
市はこれらの反省点を踏まえ、来年度のナイターを短縮する方向。代わりに導入する
薄暮開催は、メーンの11レースを午後5時半ごろ、最終12レースは午後6時ごろ
発走で検討している。発走時刻の設定は、南関東の競馬場のナイターと連動できる
ように進める。
市は現在、運営を委託しているオッズパーク・ばんえい・マネジメント(OPBM)などと
協議中で、一両日中にも方針を固める。
市は「夕暮れは日高山脈に沈む夕日がきれい。新たな魅力創出につながれば」
と期待。OPBMの本川高雄常務は「薄暮開催はインターネット販売の調整もある。
馬主や騎手とも協議したい」と話している。
引用元
http://www.tokachi.co.jp/news/200812/20081224-0000246.php ばんえい競馬
http://www.banei-keiba.or.jp/