名古屋グランパスの来季のシーズンチケットが好調な売れ行きを見せている。ホーム開催17試合分を
12月15日に発売を開始して、個人契約分は2割増しペース。今季、J1で3位と躍進し、
人気の高まりを反映している。年明けから、法人申し込みが本格的になるが、
今季実績の3500席を上回る売り上げを見込めそうだ。
今季の3500席のうち、法人申し込みは約1900席、個人購入は約1600席。
発売から個人分の売れ行きが特に好調で、1週間を経過した時点で「前年比で20パーセント増の
ペースで伸びています」と事業部スタッフは、好調な出足を喜んでいる。
今季は最終節まで優勝を争い、ストイコビッチ監督が目指す攻撃的スタイルが人気を呼んだ。
そのバロメーターになっているのが新規購入層。年間チケットはほとんど固定ファン。
今年は1カ月の発売期間で新規購入は180席しかなかったが、来季分は、たった1週間で
350席が売れた。年内購入者には、ストイコビッチ監督らのトークイベント招待券の特典付きで、
人気に拍車をかけた。
法人契約は横ばいだが例年、申し込みが相次ぐのは年が明けてから。札幌FWダビの獲得が決まったが
「1月になって、また何人か新戦力が決まれば、もっと盛り上がると思います」と岩月事業部副部長は、
不況を反映しない伸び足を期待している。浦和など優良クラブになると、年間チケットが
全席の4割前後を占めて経営安定につなげているが、今季のグランパスは2割弱。
今のペースでいけば、3割を突破できそうな勢いだ。
ソース:中日スポーツCHUNICHI Web
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/grampus/news/200812/CK2008122202000065.html