宮崎vs高知の仁義なき抗争が勃発?! WBCのメンバーに選ばれたメジャーリーガーは、
所属チームのキャンプ参加が免除され、日本での調整が許される。レッドソックス・松坂大輔投手も
古巣の西武キャンプに参加する意向を示しているが、1軍か2軍かは決まっていない。1軍なら宮崎・南郷、
2軍なら高知・春野だが、相当な経済効果が期待できるだけに、熾烈な“松坂誘致合戦”が繰り広げられている。
前回のWBCでは、マリナーズ・イチロー外野手がオリックスの宮古島キャンプに参加して本戦に備えた。
松坂も「前回イチローさんがそういう形を取っていたので、僕もそういう形になるでしょう。(レッドソックスから
キャンプに)何が何でも来いと言われなかったのでよかった」と話す。日本代表の集合日は2月15日だが、
松坂は一足早く、2月1日からのキャンプインを予定している。それも「1人では限界があるので、
一緒にできればと思っています」と古巣・西武のキャンプに参加するつもりだ。
しかし、松坂が1軍に行くか、2軍に行くかで、キャンプ地にとっては死活問題となる。2軍キャンプの
高知市役所スポーツ振興課は「松坂さんが来れば、昨年の清原さんどころの騒ぎではないでしょう」と
大フィーバーを予想する。昨年はオリックスの高知2軍キャンプに清原が上陸。「清原さんの移籍1年目
(高知での1軍キャンプ)もすごかったけど、今年は最後ということで、ものすごい人出でした」(同課)。
“番長効果”も大きかったが、松坂登場となれば、その比ではない。
西武は2003年まで1軍が春野でキャンプを行っていた。松坂が入団した1年目の1999年は、前年より
約5万人増の8万6000人が殺到。松坂は連日、移動するのにも一苦労で、ファンにモミクチャにされ続けた。
同課は「県外からのお客さんも相当来るでしょうし、県にとっても、市にとっても、かなりの経済効果が
見込まれます」と99年の再現をと、ソロバンを弾く。さらに「2軍のキャンプの方がゆっくりできるでしょうし、
調整という点では高知の方がいい。ぜひ来て頂きたいです」とラブコールを送る。
>>2以降に続く
http://www.zakzak.co.jp/spo/200812/s2008121816_all.html