【野球】W杯、来年9月に欧州で開催 「人気」IOCに売り込め 2016年夏季五輪での実施競技復帰めざす

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1トリニダート小鳩φ ★
2年に1度、開催される野球のワールドカップ(W杯)が、来年9月10〜27日に欧州7カ国で
開催される。スウェーデンやロシアなどでは初めてのW杯開催。主催する国際野球連盟(IBAF)
の狙いは、2016年夏季五輪での実施競技復帰だ。
五輪競技の決定権を持つ国際オリンピック委員会(IOC)委員の心をつかめるか。

次回W杯は当初、キューバが開催国に立候補していたが、野球の五輪競技除外を受け、
急きょ欧州開催となった。IOC委員の多数を占める欧州委員にアピールするためだ。
参加する国・地域も、欧州からの出場を増やすため、例年の16から22にした。

大会は予選の第1、第2ラウンドと準決勝、決勝が行われ、決勝まで進めば18日間で
15試合を行う。第1ラウンドは、チェコ(プラハ)、スウェーデン(ストックホルム)、
ロシア(モスクワ)、ドイツ(レーゲンスブルク)のW杯初開催国とスペイン(バルセロナ)
の計5カ国を舞台に、開催国扱いのイタリア、オランダを除く20チームが5組に分かれて
行われる。第2ラウンドはオランダとイタリアに会場を移し、両国と第1ラウンド上位が戦い、
準決勝と決勝はイタリアで実施される。日本の第1ラウンドはモスクワ会場で、同じD組の
イギリス、ロシア、ニカラグアと対戦。日本の代表選手は社会人中心で編成する。

夏季五輪の競技数は五輪憲章で最大28と定められている。12年ロンドン大会は野球と
ソフトボールが除外され26に絞られた。16年の競技数についてIOCは、09年10月の
総会で2競技を追加するかどうかを決める。野球、ソフトボールのほか、7人制ラグビーや
空手など7競技が採用候補に挙がっている。108人のIOC委員の投票で過半数を上回れば
五輪に採用される。

日本野球連盟の柴田穣・国際事業企画課長は「票を増やすためには、野球に興味のない
IOC委員に『人気スポーツなんだ』という印象をどれだけ与えられるか。IBAFが彼らに
試合をどうみせるかに懸かっている」と話す。09年W杯は、運命の投票直前に開催される。
【吉見裕都】

毎日jp
http://mainichi.jp/enta/sports/baseball/general/news/20081215k0000e050019000c.html