【音楽/豪州】マドンナのツアー計画狂わせた豪ドル下落--オーストラリア公演中止に [08/12/12]
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■コンサート人口の伸び鈍化
ライブ・パフォーマンス・オーストラリアによれば、同国のコンサート業界の2007年の売上高は
6.1%増の12億豪ドル(約700億円)と、06年の39%増から伸びが鈍化した。景気下降に伴い、
今後コンサート人口は減り、売上高も縮小する公算が大きいという。
豪ドルは1豪ドル=0.6708米ドルと、7月16日に付けた0.9849米ドルから下落している。
シドニーに拠点を置くチャグ・エンタテインメントの創立者、マイケル・チャグ氏は、豪ドルの
下落により、5000人の観客を集める中規模コンサートの平均費用が約10万豪ドル膨らむ可能性が
あると予想する。なかには、1豪ドル= 0.9米ドルの時点で世界ツアーを契約し、最大
700万豪ドルの損失を被ったプロモーターもいたという。
チャグ氏は、豪ドルが平均で0.6米ドル未満だった02年と03年に、それぞれレッド・ホット・
チリ・ペッパーズとカルロス・サンタナを招き、100万豪ドル余りの損失を被ったが、来年は
コールドプレイをオーストラリアに呼びたいと話す。
デインティ氏によれば、国際的なアーティストへの支払いは90%余りが米ドル建てで、
「米ドルは世界ツアーの基軸通貨のようだ」と語った。
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