ソースは
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003001&sid=aOEZk8hHXUyU&refer=commentary [1/2]
5カ月間で豪ドルが米ドルに対し31%下落し、公演の契約額がオーストラリアのプロモーターの
手の届かない額に膨らんだ 結果、マドンナはシドニーとメルボルンでのコンサートを見送ることに
なった。
事情に詳しい関係者は、プロモーターと結んだ契約額が為替変動により、豪ドル換算で大幅に
膨らみ、マドンナとの交渉が打ち切られることになったと説明 した。このほか、プロモーターの
ポール・デインティ氏によれば、交渉中だった歌手ニール・ダイヤモンドの公演も豪ドル安の影響で
中止に追い込まれたという。
来年、グラミー賞歌手ピンクのオーストラリア公演を計画していたマイケ ル・コッペル氏は
「チケットがどれだけ売れようと採算が取れない取引を抱えているプロモーターがたくさんいる」
と語った。
世界的なリセッション(景気後退)に伴い、オーストラリアの原材料や食料品輸出による利益は
減少し、投資家の同国からの資産引き揚げを促した。こうした情勢を背景に、同国経済は
17年にわたる好景気の後、停滞する可能性がある。
世界的に消費者はコンサートなどの遊興費を削っており、こうした傾向がマドンナの主な
プロモーターで世界最大のコンサート企画会社、米ライブ・ネーションや、世界最大の
チケットブローカー、米チケットマスター・エンタテインメントなどの売り上げを
圧迫している。
ブルームバーグ・ニュースの11日の取材に対し、マドンナの広報を手掛ける英MBCは
オーストラリア公演に関するコメントを控えた。
-続きます-