【映画】2010年公開を目指していた『ジュラシック・パーク4』、原作者の死去により永遠に封印か

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先月11月4日に亡くなられた作家マイケル・クライトンが1990年に発表したベストセラー小説を、
1993年にスピルバーグ監督が映画化し、恐竜たちのリアルなSFXが観客を圧倒した「ジュラシック・
パーク」はシリーズ化され、2001年の「3」まで作られましたが、その後、シリーズがストップして
います。

しかし、作ればヒット間違いなしの最新作「ジュラシック・パーク4」だけに、製作のユニバーサル
映画は2010年公開を目指して新作の脚本を、「ディパーテッド」(2006年)でアカデミー賞最優秀脚色賞
を受賞した脚本家ウィリアム・モナハンに依頼しています。その気になる「ジュラシック・パーク4」の
進捗状況について同シリーズのプロデューサーであるフランク・マーシャルとキャスリーン・ケネディ
という、スピルバーグ監督の右腕コンビが、恐竜たちの今後を語りました。

長年、期待されている「ジュラシック・パーク4」ですが、実際のところ、何か進展はあるのですか?
と尋ねられた質問に、キャスリーン・ケネディは以下のように答えています。
「(進展は)無いわね。私にもよくわからないけれど。皆さんも知っての通り、クライトンが逝って
しまわれたのよ…。私はそれはたぶん…、サインなのだと感じた。もう、これ以上、『ジュラシック・
パーク』を引っ掻き回すなという…」

上の発言から察するところ、「ジュラシック・パーク」シリーズのチームであるスピルバーグ監督と
両プロデューサーは、マイケル・クライトンに敬意を表し、彼の永眠と共に「ジュラシック・パーク」
も封印し、安らかに休んでもらうつもりのようです。シリーズは「3」の段階で、すでにマイケル・
クライトンの原作のストーリーを使い果たしており、新しいストーリーが必要な訳ですが、それを
故人の了解抜きに勝手に創作することなどしたくないのでしょう。