【アイスホッケー】HC日光アイスバックスの苦節…資金難も選手の士気高く[11/26]

　ひんやりと肌を刺す冷気のなか、リンクを削るスケート靴の音が響く。防具をまとった
選手らが氷上を滑走し、激しくぶつかり合いながらゴールにパックをたたき込む。十一
月下旬、記者が訪れたＨＣ日光アイスバックスの本拠地・栃木県日光市の県立日光
霧降アイスアリーナ。その練習風景に「氷上の格闘技」の“熱さ”を垣間見た。

　ことし創設十周年を迎えたアイスバックスは、慢性的な資金難から、毎年のように存続
危機に見舞われている。二〇〇五年には有力企業の支援でチームを刷新するも経営が
悪化。〇七年、一億円の負債とともに現在の運営会社に譲渡され、サッカー評論家の
セルジオ越後氏らを取締役に迎え、三度目の再出発を果たした。法人、個人からの
会費収入を運営費の柱とし、年間目標額に計四千八百万円を掲げたが、いまだその
半分も達成できていない。テレビドラマの影響で、ピーク時は四千人を超えた個人会員
数も「一過性のブームにすぎなかった」（チーム関係者）ため、約八百人にまで激減した。

　こうしたしわ寄せをもろにかぶるのは選手たちだ。七割近くは今も、三カ月分ほどの
給料遅配に。「他チームより食事やホテルのグレードを落とすことは当たり前」と苦笑
する選手も。中国遠征でのバス移動中にエンジンオイルが凍結、運転手が帽子を燃や
してエンジンを温めたこともある。

　アイスバックスは現在、韓国、中国を含む七チームで構成する「アジアリーグ」で苦戦を
強いられている。昨年のシーズンから六人の選手を入れ替えて若返りを図るも、けが人
が続出。十一連敗を喫し、リーグ最下位から二番目の六位と低迷している。

　すでに後半戦に突入している今シーズン。興行収入を増やすためにも、目下の最大の
課題は、五位以内の成績を残しプレーオフに進出することだ。二十七日からは格下の
中国チームとの三連戦が控え、負けは許されない。

（>>2に続く）

ソース：東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/sonogo/news/200811/CK2008112502000159.html

ＨＣ日光アイスバックスオフィシャルサイト
http://www.icebucks.jp/

（>>1の続き）

　ただ、選手たちはいずれも意気軒高。「厳しい立場だが、流れが良くなるよう頑張ろう」。
リンク脇のベンチからセルジオ氏が笑顔で激励すると、一様に強くうなずき返した。

　アイスバックスの前身・古河電工時代からの唯一の現役である村井忠寛選手（３３）は
「苦しくて辞めていった選手は多いが、夢を持って支えてくれたファンのためにも頑張り
たい」と力強く話す。練習後には選手自らが地域のスポンサー回りをするなど、市民に
愛される地元密着型のクラブチームに育っている。土田英二主将（３５）も熱を込め「絶対
に負けられない」。彼らのまなざしに、苦節と逆境を乗り越えてきた不屈の意志を感じた。

あのとき
　７４年の歴史を誇る伝統チーム・古河電工アイスホッケー部の廃部決定を受け、市民の
署名活動で１９９９年に「ＨＣ日光アイスバックス」が発足。だが、資金難から２００１年には
運営会社を変えて再出発した。０４年には木村拓哉さん主演のテレビドラマ「プライド」の
影響で、アイスホッケー人気に火が付いたこともあった。

（終わり）

画像：プレーオフ進出をかけ練習に余念がないアイスバックスの選手たち＝栃木県日光市
http://www.tokyonp.co.jp/article/national/sonogo/news/200811/images/PK2008112502100057_size0.jpg

セルジオ涙目

懐かしいな……
頼まれて署名した覚えがある(´･ω･`)

カーリングとごちゃまぜの競技にすればいいのに

それでも１０年続いたことに敬意を表したい。
バスケやサッカーとコラボできないものかな？

ZONEでこの話見たときはちょっと感動した

来年１／４に霧降まで見に行きます。

えのきどいちろうがうろちょろしているいけないじゃないかな。

都内からは少々遠いけど、霧降アリーナ良いね。
アイスホッケー素人の私ですが充分楽しめます。
何より野球のようにウルサイ応援団が居ません。
頑張れアイスバックス。

20番のミッキー・ギルクリストは
リーマン社員の肩書きを捨ててまでここに入団した変わり者
今となっては良かったのか悪かったのか極めて微妙だが

>>6
できればいいけど、割りを喰ったイメージがあるけどどうなんだろう。
栃木ＳＣはJ2行くからね…。