●「カネでタイトルホルダー買い漁って面白いか」
「原監督は、本当に面白いのかなと思う時がある。07年の投手、打撃部門の
タイトルホルダーをごっそりカネで買い漁ってきたチーム戦力。それこそ、ベンチ
は何もやることがないチームではないか」
(略)今季、巨人に最大13ゲーム差をつけながら逆転優勝を許した阪神の岡田
前監督が、今月13日に著書「頑固力」(角川SSC新書)を緊急出版。その中で、
突然の監督辞任の真相やフロント陣への不満を赤裸々にブチまけ、返す刀で、
球界へ厳しい提言を行っている。
まず、岡田前監督は歴史的な逆転負けについて、「正直に言う。『まさか、こんな
ことになるとは……』。これが、偽りのない気持ちだ」と心情を吐露。まだ巨人とは
4.5ゲーム差があった9月5日の広島戦あたりから「長年、グラウンドで戦ってきた
人間の持つ独特の感覚」で危機感を募らせていたそうで、「気心の知れた記者に
思わず言ってしまった。『10月に祝勝会やろうと言うてたけど、残念会に変わるかも
しれんで』」と、1カ月以上も前に、負けたら即辞任を決めていたというのである。
「そもそも、この本は阪神がぶっちぎりで優勝することを前提に7月から企画が
進行していて、岡田前監督のリーダー哲学や半生について語ってもらうのが目的
でした。ところが、まさかの逆転負けで状況は一変。一時は出版も危ぶまれました
が、岡田前監督も出版を引き受けた以上、責任を感じていて、辞任後も真摯に
取材に応じ、『本音』を語ったそうです」(マスコミ関係者)
●「(五輪に関して)星野さんに説明して欲しい」
とりわけ岡田前監督の声が大きくなっているのは、星野阪神SDとフロント陣に
言及したくだりだ。
星野については北京五輪で主力の新井が骨折したことに触れて、「五輪前にわざ
わざ試合を休ませてコンディションを整えさせ、阪神から特別にトレーナーまで帯同
させたというのに……。一体何が起きていたのか。阪神のSDでもある星野仙一さん
に説明を聞かせてもらい……」と憤懣(ふんまん)やるかたない様子。
(
>>2に続く)
ソース:日刊ゲンダイ(2008年11月11日掲載)
http://news.livedoor.com/article/detail/3899832/