前後期とも2位で今季を終えた四国・九州アイランドリーグの高知ファイティングドッグス
(FD)のファン感謝祭が26日、高知市五台山の市東部球場であり、選手によるカラオケや
「○×クイズ」などが行われた。中でも観客を沸かせたのが、日本男子ソフトボールリーグ
で今年3位だった高知パシフィックウエーブ(PW)との対戦。1対0で敗れたものの、
小雨が降る肌寒い中、熱い戦いを繰り広げた。
高知PWは過去にリーグ優勝を果たした強豪。PWの岡本友章監督は「女子ソフトの
上野投手より速い速球を見てもらいたい」と意気込んだ。
試合は特別ルールで行われ、攻守交代の度にベースが移動。FDが守備の時は野球、
PWが守備の時はソフトの塁間や投手の位置が採用された。ソフト用に本塁から
78メートルに本塁打のラインが引かれ、7回を戦った。
FDは、山尾竜則投手(26)のソフト独特の浮き上がる「ライズボール」に手を焼き、
三振の山。終盤、投球前に球種を知らせる“サービス”も行われたが、無安打に終わり、
工藤祐輝内野手は「伸びがすごく、変化にも対応できなかった」と唇をかんだ。対する
PWは、塁に出ればソフトにはないリードで投手を揺さぶり、四回には連続二塁打で
1点を奪い勝利した。
高知市百石町の会社員森本京輔さん(46)は「PWの打撃が予想以上に良くて驚いた。
なかなか見られない対戦で本当に楽しかった」と満足そうだった。
読売新聞:
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