あのベテランも…ブロク氾濫で芸能リポーター受難時代
井上公造氏、今月限りで“降板”
http://www.zakzak.co.jp/gei/200810/image/g2008102118inouekozo_b.jpg 全国ネットのワイドショーから芸能リポーターの灯が消えようとしている。
日本テレビ系「スッキリ!!」にレギュラー出演している井上公造氏(51)=写真=
が今月いっぱいで契約を打ち切られることになった。
ベテラン放送作家が内情を明かす。
「局の経費削減のあおりを食ったのが要因の一つ。もう一つは、芸能リポーター
という職種が危機にあるということを意味するんじゃないでしょうか。現場では
プロダクションと仲のいい気の利いた局のディレクターが直接マイクを握ったり、
スタジオではスポーツ紙記者や雑誌編集者が芸能コメンテーターの役割を
果たしたりしている」
当の井上氏を直撃すると、「降板というよりも毎週火曜日に担当しているコーナーが
10月いっぱいで無くなるということ。芸能ニュースがあれば、随時出演してコメント
することになっています」と応じた。
見渡してみると、ベテランの梨元勝氏(67)は、すでに全国レギュラーから姿を
消して携帯サイトなどに活路を見いだしている。前田忠明氏(67)は大動脈瘤の
バイパス手術のためフジテレビ系「とくダネ!」を一時休業中。テレビ朝日系の
「ワイド!スクランブル」でコメンテーターを務める福岡翼氏(68)はリポーター
というより“ご意見番的”存在で、顔が知られたベテランが芸能記者会見場に
そろう場面も少なくなった。
「後に続く強烈な個性を持った若手リポーターが少ない上、そもそも芸能人の
冠婚葬祭は、ネットやブログで発表され、会見が開かれないケースが増えてしまった」
(民放ディレクター)
先の井上氏は関西でもレギュラーを持っているため不安はないが、リポーター
仲間では、放送局を襲う不景気風を深刻にとらえて、「どうやって生き残っていくか、
今さら転職できないし…」と嘆き節も聞こえるという。
話題の芸能人を取り囲んだ“囲み会見”で、時にイジワル質問で本音を引き出す
芸能リポーター。いなくなると聞くと寂しい気もしてきた。
引用元
http://www.zakzak.co.jp/gei/200810/g2008102118_all.html