小中和哉監督、夏帆主演の『東京少女』が、韓国、香港で公開されることが分かった。
第13回釜山国際映画祭のアジアン・フィルム・マーケットで、
韓国はメディア・ストーリー、香港はEdkoフィルムズがそれぞれ配給権を獲得した。
全体的には芳しい成果が得られなかった今年のマーケットだが、
『東京少女』は夏帆の着物姿のメイン・ビジュアルが好評。海外セールスを担当したTBSによれば、
アジアを中心に数社と交渉したそうで、いち早く2社との契約がまとまった。韓国では年内にも公開の運びだ。
SF作家を夢見る少女(夏帆)が時代を超えて、明治45年の夏目漱石の弟子という
小説家志望の少年(佐野和真)と恋に落ちるファンタジーで、日本では今年2月に公開。
釜山では「オープン・シネマ」部門に出品され9日(木)、“韓国プレミア”として5000人収容の野外劇場で上映された。
小中監督、夏帆、佐野らがステージに登場すると、割れんばかりの大歓声。
特に夏帆は、主演した『天然コケッコー』が韓国で単館規模ながら公開され、
1万3000人を動員するヒットとなり、ソウルにファンクラブができるほどの人気だ。
手のひらに書いて覚えた韓国語で、「こんにちは。お目にかかれてうれしいです」と挨拶すると、
会場のボルテージは最高潮。「夏帆は天使だーっ」、「夏帆は女神だーっ」という日本語の連呼に
「照れますね」と恥らいながらも、「カムサハムニダ(ありがとう)」と感謝の気持ちを込めた。
小中監督は、「携帯だけでつながる男の子と女の子のラブストーリーを、どのように受け止めてもらえるか楽しみ」と
韓国公開に期待。夏帆は「すごい不思議で、切ない話。等身大の女の子の気持ちも込められています」、
佐野も「日本の和服や明治の風景など、多くの人にいろいろなものを感じてほしい」とそれぞれにアピールしていた。
ソース:
http://www.varietyjapan.com/news/movie/2k1u7d00000dye31.html (画像)“韓国プレミア”に参加した佐野和真、夏帆、小中和哉監督(左から)
http://www.varietyjapan.com/news/movie/2k1u7d00000dye31-img/2k1u7d00000e9rot.jpg 関連リンク:
映画『東京少女』公式サイト
http://w3.bs-i.co.jp/cinemadrive/girl/index.html