大阪・難波の個室ビデオ店放火事件で、殺人容疑などで逮捕された小川和弘容疑者(46)がビデオ店に
入店後、レースクイーンとして活躍したこともある人気の元AV女優のDVDを借りていたことが7日、分かった。
大のお気に入りで、借りる際には興奮した様子だったというが、その1時間余り後には態度をひょう変、
持っていたバッグにライターで火をつけたことが分かっている。いったい、この間に何があったのか−。
関係者によると、小川容疑者は大阪市浪速区の個室ビデオ店「試写室キャッツなんば店」を1日午前1時10分
ごろ、露天商の男性(46)とともに訪れた。料金1500円を露天商の男性に払ってもらった小川容疑者は、
フロントで「M・Sの作品が見たい」と女優の名前をあげ、陳列棚にDVDがあるのを見つけると「おー、あるやん」
ととても興奮。そのうちの1枚を借りて18号室に入った。
このM・S嬢、レースクイーンとして活躍したこともある人気の元AV女優。大阪でストリッパーデビューし、
AVデビュー当時は制作会社5社と同時契約して話題に。2006年に引退するまでに150本以上のAVに出演、
CDを出したり、雑誌のグラビアにも露出。写真集なども多数出版され、一部のマニアには「伝説のAV女優」
として話題を集めていた。
部屋に入った小川容疑者は、個室のインターホン越しに「プレーヤーの使い方がわからない」「どうやって
音を出すのか」などと店員に質問していたという。
この時点までは「まともで陽気な印象」(店員)だった小川容疑者。入室から1時間余り後には火をつける
行動に出ており、府警の捜査本部は犯行動機を探る上で、小川容疑者のこうした気持ちの変化に着目している。
zakzak:
http://www.zakzak.co.jp/gei/200810/g2008100705_all.html