>>1の続き
記者A 正直、若手投手陣は首脳陣をあまり信用してなかった。大野豊コーチ(52)が
ナメられていただけかもしれないが
(略)
記者B 大野コーチ以上にナメられていたのが田淵幸一ヘッド兼打撃コーチ(61)だ。
とにかくミーティングの内容がお粗末そのもの。低めは絶対に手を出すな。高めも
ダメで、打っていいのはベルト付近のボールだけ。ある野手は「そりゃあ、ど真ん中に
投げてくれる投手がいればいいけど、国を代表するピッチャーが集っているんだから、
そこだけ待っていたらみんな三振だ」とあきれ返っていました。
記者A そんな指示を出しておいて、くさいコースがストライクに取られるケースが
目立つと今度は「追い込まれる前にファーストストライクからどんどん行け」ですからね。
カウントによってエンドランを仕掛けたり、足で揺さぶるスモールベースボールが
できなかったのはそのためでもある。準決勝の韓国戦では走者を置いて、新井貴浩内野手
(31=阪神)や稲葉篤紀外野手(36=日本ハム)らが5度も3球目以内を凡打した
(そのうち3度は初球)。これが典型です。
記者B その韓国戦で言えば、田淵コーチの指示は先発・金広鉉(20)の決め球スライダーを
「振るな」というもの。「それで三振しても構わない」としたらしいがさすがに選手には
無視されていた。青木宣親外野手(26=ヤクルト)などは、いずれもそのスライダーを打って
2安打だからね。
記者A そもそも田淵コーチが選手の信頼を一気になくしたのは、機密を漏らしまくった
からだ。戦略から選手の故障具合まで、自分が評論家を務めるスポーツ紙とテレビ局に
レクチャーしていた。中でもひじの故障を漏らされた阿部慎之助捕手(29=巨人)の怒りは
相当だったとか。後半は「田淵さんにだけは何も言われないようにしよう」と数人の野手が
結束していたのには、笑いました。
デスク なんでメダルを逃したのか、よーく分かったよ。
名無しさん@恐縮です Mail: 投稿日: 2008/08/25(月) 07:34:23 ID: ZBsSOh0M0
(
>>1の続き)
ただ、あらためて思うこともある。韓国の凄さ。W杯日韓大会の対アメリカ戦で、
ゴールを決めた韓国選手はスケートのパフォーマンスで冬季五輪の判定を皮肉った。
日本人にはなかった世界大会でのゴールの予感が、すでにあの時点で韓国の選手
にはあったことになる。運。監督の手腕。韓国の日韓大会ベスト4は、それだけによる
ものではなかったということになる。(スポーツライター)