親として愛のムチをふるう沙知代さんだが、ネット上での佐藤個人への戦犯扱いは
許さない。「野球は選手が失敗したとしても、使った監督が悪い」と全責任は
星野監督にあることを強調した。その考えは“ぼやき”で有名な楽天監督の夫・
克也氏(73)の家庭内での本音だという。かつてノムさんから阪神の監督を
継承した星野監督も、この日の敗戦後、「ミスも野球の一つ。選手を責めても
いかん」とコメントしていた。
うなだれて日本に帰ってくるだろうG・Gに対し、沙知代さんは「楽天戦では恩返し
(活躍)しなくていいからね。それよりも親孝行してるか。あれだけ私がどなっても、
練習に連れて来てくれた両親のおかげで今があるんだよ。お世話になった桐蔭の
土屋監督、法政の山中監督(ともに当時)に年賀状は書いてるか。守備の練習よりも、
それが基本」と、サッチーは母親の“日本代表”のようなメッセージを贈った。
五輪の大舞台での拙守が続いた“教え子”を叱るサッチー
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