【芸能／訃報】元TBSの女子アナウンサー、川田亜子さんが港区海岸の路上で練炭自殺★15

いつも毛布を掛けてくれて、朝飯を作ってくれて、「イビキうるせぇｗｗｗ」と
笑いながら起こしてくれたのは彼女だった
朝飯なんか俺が作るよ、と何度も言ったが、「男子厨房に入るべからずうんたらかんたら〜」
とか、お得意の理屈をこねて、寝癖だらけの俺の頭をバシバシ叩き、座らせた

大学二年の後半になってから、彼女は一層周囲との距離を置き始めた
それから時間が経つにつれて、いつもより少し濃い目の化粧のした彼女の顔に、疲弊の色が浮かび始めた
彼女はキー局の就職試験にすべて落ちた
某局の試験では最終面接まで行ったらしいが

彼女は形振り構わず、全国を飛び周り、地方局の試験を受け続けた
それでも落ち続けた
俺は彼女に、「何でそんなにアナに拘るんだ？今からなら幾らでも……」と
何度問おうと思ったことか
それでも久しぶりに大学構内で会うと日増しに、言葉少なになり微笑を浮かべる彼女を前に、
その言葉は吐けなかった

そんな彼女を見て、皆は笑った