イチロー本気? 「祈るか、そろそろ」
2008年5月5日 (月) 7:38 MAJOR.JP
http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=12505 【ニューヨーク4日=丹羽政善】試合前、ジョン・マクラーレン監督は、「今日の試合は、
今季で一番大切な試合になる」と、自分に言い聞かせるように、頷きながら話していた。
昨日は試合後、クラブハウスでチームに喝を入れた。おそらく同じような話をしたのだろう。
初回に2点を先制。これなら、という雰囲気にもなったが、3回に一挙6失点。
翌4回にも3点を追加されると、マリナーズは意気消沈した。
今の状況を問われたイチローは、「ダメだこりゃ」と、いかりや長介の決め台詞で短くまとめたが、
ギャグでオチをつけようとすることが逆に、ことの深刻さ、寂しさを浮き彫りにする。
対照的に、今出来ることはあるかと聞かれれば、真顔になった。
「視野を広くしようとすると、余裕がないから、空回りしたりすることが常ですから。
こういう状況の時は。狭くすると言ったら言い方が悪いけど、フォーカスするところを
ちょっと絞っていかなければいけない」
そして、今こそチームが一つとなることが必要かという質問には、それを否定した。
「結果なしで、そんなの生まれるわけない。こんな状況で、チームが一丸になってなんて、
無理でしょ? まあ、そうやって考えだしたら、もうドツボ」
ただ、どこかで救いも感じている。時期だ。まだ、5月。100試合以上を残している。
マクラーレン監督は試合後、「緊急事態ではあるけれども、パニックになるほどではない」と話し、
その言葉を伝えられたイチローも、「それは時期の問題がある。それは大きい」と、一息ついた。
とはいえ、地区首位のエンゼルスまで、現時点では6.5ゲーム差。4連勝のレンジャーズにも
追いつかれて、チームは最下位に転落。城島健司は、「確かに100試合以上あるが、
そんな悠長なことは言っていられない」と、口元を引き締めている。
さて問題は、ここで何が出来るかだが、その選択肢が、マリナーズの場合、どんどん狭まっている。
すでに、不振のブラッド・ウィルカーソンは戦力外とした。
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