【野球】「しゃべりは勘弁してくださいよ」多田野感激の初登板初勝利、メジャー1勝逆輸入右腕はタダノ新人ではなかった−広報レポート

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1(´・ω・`)@知らんがなφ ★
■日本ハム広報レポート <カンゲキの初登板初勝利>

マウンドと同じように堂々と振舞った。7回を1安打無失点で投げ終えた多田野に
ロッカールームでヒーローインタビューの可能性があると告げると「僕、しゃべりは駄目なんで。
勘弁してくださいよ」と真顔に近い表情で懇願してきた。無理に背中を押したことを
心の中でわびたものの、いざお立ち台に上がるとよどみない声で大観衆、そしてチームへの感謝を表した。
1月の自主トレ中に転倒し、左手首骨折で出遅れて周囲をやきもきさせたが、
メジャー1勝を挙げている逆輸入右腕はタダノ新人ではなかった。
左腕で反動がつけられないため、140キロ後半の球速は鳴りを潜めた。
それでも本場で磨いたツーシーム、スライダーで好調なイーグルス打線をほぼ完全に封じ込めた。
「テレビ画面から消える(山なりの)スローボールも持ってますしね。打ちにくいと思いますよ」とは、
ベンチ裏のモニターを見ていたダルビッシュだ。その投球スタイルに多田野本人は
「アメリカでは同じ球を続けるとやられてしまう。敵地でもいいピッチングを続けていると
立ち上がって拍手してくれた。たくさん学ばせてもらったことはきょうの登板に生かせたと思います」と
5年間の異国暮らしをかみしめた。
その力を引き出したのはメジャーに負けないボールパークの雰囲気だろう。
5回終了後、西城秀樹さんによる生「Y・M・C・A」で4万1124人全員が踊り、声を合わせた。
過去札幌ドームで4万人を越えた試合の成績はポストシーズンを含めて25勝7敗1分け。
圧倒的なホームの追い風に「初登板の僕を本当に後押ししてくれました」と多田野は話した。
敵地ヤンキースタジアムでY・M・C・Aダンスを見た経験とは違う、日本語のメロディーラインは
「向こうで悩みを誰かに相談できなかったのが一番つらかった」という男に懐かしさばかりか立ち向かう勇気を与えた。
「これで終わりじゃないですし、もっと勝ち星を伸ばしていけるよう頑張ります」
立大時代から常に獲得リストに挙げていた28歳の1勝。前週に3タテを食らったイーグルスに
雪辱を果たすにはこれ以上弾みがつく勝ち方はないだろう。

続きは>>2-

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