http://www.f1world.jp/news/04.html バリチェロのF1最多参戦記録が一部で話題づくりされようとしている。
あのリカルド・パトレーゼの“256戦奮戦”振りを見てきたひとりとしては、いま比べられるこ
と自体ものすごく残念だ。
鈴木代表のところに来てそのパトレーゼはこう言ったという。
「俺を何でもいいから乗せてスタートさせてくれ、そしたら257戦だ」。
記録のためだけにスタートラインにつくなら引退した俺でもできる、パトレーゼは見るに見か
ねていってきたのだろう。
そのバリチェロは最近まるで人が変わったようだ。
このスペインGP予選中にも16キロ・オーバーのスピード違反をまたやった(信じられない大オー
バーだ!)。
今年開幕戦からピットで信号無視、速度違反を繰り返していて、日本ならもう“運転免許取り
消し”だろう。スペインでもレース中にフィジケラとピットレーンで接触事故を犯し、ノーズ
を引きずってリタイアに終わった。
90年代にジョーダンやスチュアート・チームで健闘していた時代のルーベンスを知る者として
は、彼がいま何をF1に求めているのか、さっぱり分からない。
現在20戦ノーポイントで年俸10数億円、R・ブラウン氏はホンダ・チームプリンシパルの立場で
この現況をどう勤務評価するのだろうか。
たまたま氏が土曜朝にアグリ・モーターホームで琢磨の関係者と話しこんでいるのを目撃した。
いまのところはそこまでしか言えないが、昨年6位と8位入賞した日本人と零点の“大ベテラン
”を誰がどう正当に評価していくのか、我々はしっかり見守る必要があると言いたい。