・暴露本乱発がプロレス界を衰退させた…元週刊ファイト編集長・井上譲二氏が苦言 (スポーツ報知)
4日はキャンディーズ解散30周年で盛り上がったが、実はアントニオ猪木引退
10周年でもあった。この節目を機に「プロレス『暗黒』の10年」(宝島社)を
出版した元「週刊ファイト」編集長の井上譲二氏(55)は、猪木引退で歯止めが
利かなくなった“暴露本”の乱発がプロレス界を衰退させたと訴えた。
東京ドームに7万人を集めた引退試合から10年。アントニオ猪木氏(65)は
現在、「ツチノコ探し」のため、パラオに出張中という。
芸能界ではものまねキャラが受け、居酒屋「アントニオ猪木酒場」は全国展開中で、
猪木という存在は、プロレスを超えてアピールし続けている。
その一方で巨星が去ったプロレス界は衰退した。
創刊40年の老舗「週刊ファイト」(新大阪新聞社)はそのあおりで、06年に休刊。
最後の編集長だった井上氏は「プロレスの歴史的失速は、猪木氏の引退後に堰(せき)を
切ったように乱発された暴露本の影響が大きい」と話す。
最も衝撃的だったのは猪木時代の新日本で、メーンレフェリーだったミスター高橋が、
試合前の“打ち合わせ”を告白した「流血の魔術 最強の演技」(01年12月、講談社)。
さらに高田延彦氏が自身の引退後にノンフィクション作家の金子達仁氏に本音を語った
「泣き虫」(03年11月、幻冬舎)では、対抗戦での“勝ち星の貸し借り”に言及。
裏情報で読者を引きつけてきた井上氏は
「記者として暴走するタイプの私も守ってきた一線が破られた」と言い、
故・ジャイアント馬場さんが「オレらの口から言ったらおしまいだよ」と
親しい記者にもらしていたという秘話まで明かした。
では、裏ネタ満載の井上氏の処女作は暴露本ではないのか。
「それは読者の判断。でも、この10年で“黄金時代”の暴露ネタは出つくした。
今のプロレスが、暴露本のネタになるぐらい、発展してくれれば」と
自身のさらなる“暴走”を次の10年に求めた。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080406-OHT1T00086.htm ★1 04/06(日) 11:50:41
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1207450241/l50