・全国の不良たちがリング内外で大暴れ! 激戦続出で超満員の観客熱狂=THE OUTSIDER (スポーツナビ)
リングスを創設し、HERO’Sスーパーバイザーを務めた前田日明氏がプロデュースする
新総合格闘技イベント「THE OUTSIDER(ジ・アウトサイダー)」が30日、
東京・ディファ有明でスタートした。
大会名通り“全国の不良たち集まれ”といったポリシーのもと開催された本大会では、
伝説のケンカファイターから、メガネをかけた気弱そうなサラリーマンまで多種多様な
44選手が参加。パワーボムを禁止した3分2ラウンドのHERO’Sルールを採用し、
全22試合、4時間弱に及ぶ戦いが繰り広げられた。
入場時に観客の持ち物検査を実施し、応援団同士のいざこざを避けるため座席順にも
配慮するなど危険管理に力を入れた結果か、心配された暴動および乱闘騒ぎは第1試合で
わずかに1回起こったのみ。その他は特に大きなトラブルが発生することもなく、
意外なほど良好な(?)選手たちのリングマナーが印象的であった。
会場が最大の盛り上がりを見せたのは最終22試合で行われた暴走族「夜櫻會」
三代目総長の加藤友弥選手vs.“生きる都市伝説”と異名を取る天下のストリートファイター
与国秀行選手の一戦。ともに250人以上という大応援団の声援を背に戦った一戦は、
組み倒すようにしてマウントポジションとなった加藤選手がパンチを集めて
2ラウンドにタップアウト勝ち。勝負が決すると2人はともに健闘を称え合い、
この一戦が今大会のベストバウトに選ばれるとともに、加藤選手は前田氏が選ぶ
大会MVPもあわせて受賞。試合後のマイクアピールで感謝する人々の名を
次々に挙げ喜びを表した。
大会の観衆は超満員札止めとなる1521人。
入場できず帰った観客も20〜30人ほどいたといい、前日の問い合わせも事務所に150件。
この反響はディファ有明始まって以来のことだといい、人々の関心の高さを示していた。
「ジ・アウトサイダー」の第2回大会は7月19日、場所は同じくディファ有明で開催予定。
今回同様、出場選手は公募されるとのことだ。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/etc/20080330-00000021-spnavi-fight.html