5.18「戦極−第二陣−」(東京・有明コロシアム)への出場が決定した北岡悟が23日、
東京・町田市総合体育館で開催された日本コンバットレスリング協会主催による
「第5回全日本パンクラチオンスタイルレスリング1バウト大会&第14回全日本コンバット
レスリング選手権大会」80キロ級に出場し、オール一本でV。自身初の大舞台となる
戦極へ向け、弾みの優勝となった。
1月30日に井上克也と争った第3代ウェルター級キング・オブ・パンクラス決定戦での
敗戦を反省し、「一本を取るという自分の原点を見失っていた。それを思い出すために
この大会に出ました」と、北岡は今月20日の「Giグラップリング・ジャパンオープン2008
関東大会」から中2日でのアマチュア大会に連続参戦。3日前のGiグラップリングでは
オール一本勝ちでアダルトクラスAメジオ級(−78.9キロ)優勝を飾ったが
、コンバットレスリングでもさすがの強さを発揮。フロントチョーク、ヒールホールドで
勝ち進むと、決勝戦でも電光石火のアキレス腱固めで貫録の優勝を遂げた。
「決勝戦も最初からアキレス腱を狙っていたんですけど、それがドンピシャにはまりました。
やっぱり、実戦は最高。タップを取るのは気持ちいいですね(笑)」
満面の笑顔で大会を振り返った北岡。木曜のGiグラップリングと、この日のコンバットレスリングと、
原点回帰を目指す北岡にとってこれ以上ない調整になったようだ。
「5月に戦極の試合ですから、3月にこういう大会に出るというのはいいタイミングでしたし、
出場して本当に良かったですね。一本の感覚も思い出せましたし、もちろん5月は一本を
取りにいく鬼のような強さを見せたい」
今回のコンバットレスリングには79.5キロで出場したため、5月18日の戦極までに約10キロの
減量が必要だが、それも問題なしを強調。自身初の大舞台に向けて“一本”への嗅覚を
取り戻した北岡が、宣言どおり鬼のような強さでアピールしてみせるか。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/etc/20080323-00000023-spnavi-fight.html