【サッカー/Jリーグ】「前に人を増やせばいいという問題じゃない」早くも浦和・オジェック監督に不満噴出

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934名無しさん@恐縮です
【いつでもクビ契約 オジェック監督】
 今季の超目玉となったFW高原をはじめ、FWエジミウソン、MF梅崎などを獲得し、三都主が復帰。
他クラブがうらやむような豪華補強を行った浦和には「アジア王者のおごり」など毛頭ない。
大逆転でV逸となった昨季リーグ戦の借りを返し、国内3冠+ACL連覇に向けて、フロントは
一分のスキも見せていない。
 クラブ側はすべてオジェック監督の要望通りの補強を行い、今季始動から指揮官のやりたいように
チーム作りをさせている。裏を返せば言い訳のできない状況になっているということ。
「結果が出なければすぐに解任という話になるし、監督にもそういう話はしてある」。
幹部の一人は開幕直後から進退問題になるような話し合いを行ったことを明かした。
 それを踏まえ、フロントは監督自身にも厳しいノルマを課す。具体的な数字こそ明言は避けたが、
3月に行われる3試合で勝ち点3以下なら即、解任の流れに向かう可能性が大きい。そこをクリアしても
4月終了の9試合消化時点で勝ち点20以下、もしくは首位と勝ち点9差以上離されるようだと、
再び進退問題が浮上するのは確実だ。
 プレッシャーがかるオジェック監督だが、グアム合宿では思い通りのメニューを消化できた。
 W杯予選で故障した阿部や病気でグアム合宿を途中で切り上げた相馬も復帰し、現時点で大きな
ケガを抱えている選手は、昨季最終戦で右ひざ前十字じん帯を損傷して離脱中のポンテだけ。
グアムでは3トップのテストまで行い、練習試合3連勝という完璧な内容ながら「大事なのは開幕戦。
そこに向けてどれだけ調整できるかが重要なことで、誰が点を取ったとかは全く関係ない」と今のところ
余裕を見せている。ヒゲを伸ばし続けているオジェック監督を見た藤口社長は「今年は余裕があるから
ああいうことができるのだろう」と話した。
 他のクラブでは考えられないような高いハードルだが、今季の浦和の目標を考えると監督人事は躊躇できない。
東アジア選手権の高原の代表見送り問題にしても、クラブ側は「企業努力」として日本サッカー協会に
選出見送りの働きかけを行ってきた。
 万全の態勢で開幕に臨む一方で、少しでもオジェック采配にほころびがあれば一気に導火線に火がつく。

(平成20年3月4日 東京スポーツ)