【サッカー/Jリーグ】「前に人を増やせばいいという問題じゃない」早くも浦和・オジェック監督に不満噴出

このエントリーをはてなブックマークに追加
523名無しさん@恐縮です
☆朝日新聞 2008年3月9日 日曜日 朝刊19面(スポーツ面)
横浜マの練習場で桑原新監督が言っていた。
「選手を不安にさせないためには、試合中に起こりうることをすべてやっておかないと」。勝利の布石は3日前に打たれていた。
ロニー以外の10人で1−0を守りきる。練習していた状況の一つが、実際に起きたのは後半24分。
小宮山の中距離シュートで1−0とした後、ロニーが2枚目の警告を受けて退場になった。
準備があったから、選手もベンチもあわてない。さらに、監督の次の手も的確だった。
坂田を投入し「ドリブルでサイドへ。球を失うな」と指示。ベンチから一番遠い右MFの田中隼磨に「まだ守りに入る時間じゃないぞ」と叫んだ。
攻めながら時間を使う練習どおりの逃げ切り方を、選手交代と短い指示で改めて徹底した。
FWを増やしてきた浦和の攻勢も織り込み済み。対策は5バックと4バックが準備されていた。
田中裕が確認のためベンチに駆け寄ると、即座に「5バック」と伝えた。「浦和がやることは全部わかっていた」と決勝点の小宮山。
「監督の考えと自分達の考えは同じだった」と言ったのは田中隼磨だ。
磐田で年間王者2度という勲章を持つ指揮官は、新天地で選手の心をぐいとつかんだ。
「10人で浦和に勝った。これは大きい」。監督の真顔に浮かんだかすかなほほえみを見て、あえて苦境を待つ賭けだったんぼかも、
という想像が頭をよぎった。そう信じてしまえるほどの、見事な采配だった。(忠鉢信一)


計画通りのAA思い出したw