【サッカー/東スポ】ゼロックススーパーカップ・鹿島対広島の審判の判定による壊れた試合は鹿島側にも非あり

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1THE FURYφ ★
今シーズンの開幕を告げる「ゼロックススーパー杯」の鹿島対広島戦(1日、国立競技場)は
審判によってブチ壊された。主審を務めた家本政明氏が途中から試合をコントロール
できなくなり、試合後に鹿島イレブンは大荒れ。サポーターまで乱入するという後味の悪い
結果になった。だが壊れた試合の原因を作ったのは鹿島側という声も出ている。

あるクラブの幹部は「鹿島にも非はある。鹿島の選手は何かあったらすぐに文句を
言ったり、審判を取り囲む。昨季も問題になったのに、改善されていない」と鹿島側の
態度を疑問視している。

確かに、家本主審が後半にFW久保に与えたPKは誤審と言ってもいい。だが、
Jリーグ関係者は「鹿島は今季ACLを戦うんだから、疑わしいプレーはしてはいけない。
退場させられた岩政が警告を受けたGKへのファウルは、もっとレベルの低いアジアの
審判だったら一発退場だってあり得る。審判とうまく付き合わなくてはACL制覇はムリ」
とその態度をいさめる。さらにベテランGKは「(PK戦でやり直しをさせられた)曽ヶ端が
PKの時に早く動きすぎるのは3〜4年前から言われていた。全くクセが直っていない」
と問題点も指摘した。
昨季のJリーグは年間3位のG大阪がフェアプレー賞を受賞し、3番目に反則ポイントが
少なかった浦和が2位というように「強豪=クリーン」という図式ができた。だが鹿島は
G大阪の約4倍の反則ポイントを重ね、リーグ側から制裁金を科された。鹿島関係者は
「審判が悪い」と言って、すぐに意見書や抗議文を提出するが、まず選手にフェアプレーを
徹底させるべきだろう。
強いチームが審判からもマークされるのは、過去の例を見ても明らか。鹿島には
オリベイラ監督という名将がいるが、自分たちを見つめ直さない限り同じ過ちを
繰り返すことになる。

(東京スポーツ 3月4日(火)販売号より)