サッカー北信越リーグ1部の松本山雅FCは10日、辛島啓珠監督の退任に伴う新監督に、
昨季、日本フットボールリーグ(JFL)のFC琉球で監督を務めた吉沢英生氏(35)の
就任が決まったと発表した。
同日、松本市で開いた記者会見で吉沢新監督は「運動量が多く、走り負けないチームを
つくりたい」と目標のJFL昇格に向けて抱負を述べた。
吉沢新監督は前橋市出身。前橋商高から社会人の強豪、ホンダFCに進み、
主に左サイドバックとして活躍。2002年から同チームコーチ、05年から監督を務め、
06年にはJFL優勝、最優秀監督賞も受けた。
07年にFC琉球の監督に就いたが、18チーム中17位に終わったため昨季限りで解任された。
指導者資格は日本協会公認A級コーチ。
この日、松本山雅のチームカラーである緑色のシャツとネクタイを身に着けた吉沢新監督は
「熱いサポーターの中でやりがいを感じている。北信越はレベルの高い地域リーグで
JFLとの違いは意識していない」ときっぱり。既に7試合ほど昨季のビデオを見ているといい、
「琉球では選手個々の能力を把握するのに時間がかかった。
これまでの良い所を引き継ぎながら自分の良さを出していきたい」と述べた。契約は2月1日から単年度。
吉沢新監督の会見に先立ち、Jリーグ2部(J2)のFC岐阜に移籍する辛島前監督(岐阜コーチ就任)と、
FW片山真人の移籍会見も行われた。
松本山雅F.C.
新監督就任記者会見
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