【シアトル14日=丹羽政善】今日は、記者席のモニターでも
ヤンキース対レッドソックスの経過を見ている人が多かった。
単に8回のヤンキースの逆転劇がすごかったからだけではない。
ヤンキースが負けることが、すなわち、マリナーズにとってワイルドカード争いで有利に働くからだ。
この日、マリナーズの試合は展開が速く、5回に先制した場面では、
ヤンキースがまだ負けていた。マウンドには絶好調のフェリックス・ヘルナンデス。
このままマリナーズが勝てば、ヤンキースと4・5ゲーム差になるなあ、と皮算用を
始めたところで、ヤンキースが岡島秀樹に襲い掛かる。逆転までは、あっという間のことだった。
イチローも今日は、スコアボードを見ていたよう。
そして、試合途中にヤンキースが勝利をしたことを知って、「驚いた」。
「今日の展開で行くと、ヤンキースが勝つとは思ってなかったけどね。
ここ(クラブハウス)で見てた限り…」
(中略)
そういえば5回、城島がバントヒットを決めた。一度、ラインを割った打球が、
またライン上に戻るというラッキーなものだったが、城島は強調する。
「自分で言うのもなんだけど、バントは下手じゃない」
確かに、これまで試みたセーフティバントも、見事なものが多い。
ただ、バントヒット成功は、今回がメジャーに来て初めて。
なぜか?
イチローの答えがシンプルだ。
「(ジョーはバントが)一番うまい。 足が遅いだけで」
http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=6702