「大きかったのはフジテレビの八木亜希子。彼女が入社4年目のとき、出演していた深夜番組
『ビデオの女王様』で番組内の企画としてCDを出したんです。特に売れたわけではなかったんですが、
一部の熱狂的ファンからの反応があった。ここが女子アナアイドル化の始まりではないでしょうか。
さらにいえば彼女と同期の有賀さつき、河野景子。この3人から始まったと思います」(アイドルウォッチャー)
彼女らの後にもフジの木佐彩子、中村江里子、日テレの魚住りえが人気があった。しかしこのころは
番組のアシスタントに徹していた。ターニングポイントになったのは、フジテレビの大橋マキとウッチーこと
内田恭子だった。
「最初は大橋アナに人気が集まったんです。入社2年目にして『プロ野球ニュース2000』のキャスターに
選ばれ、『右中間ヒットは宇宙まで飛んでいくものだと思ってました』といった天然ボケ発言が受けて一気に
ブレーク。一方のウッチーは報道部に配属された地味な女子アナだったんです」
ところが1年後、大橋アナの寿退社が決まり、ウッチーがすべての番組を引き継ぐことに。01年から
「すぽると!」がスタートし、「ジャンクスポーツ」もこなし、地味だったはずのウッチーが人気ナンバーワンとなる。
「大橋マキとウッチーに共通した要素は天然ボケ。これが新しかった。それまで女子アナといえばルックス、
知性といった要素がすべてだったのに、ここにきて親しみやすさが急速に強まった」
その流れを継いだのがアヤパンこと高島彩、ナカミーこと中野美奈子だ。
「特にナカミーは、俳優・伊藤英明との熱愛が発覚したり、深夜番組で平然と下ネタを言ってのけたりと、
完全に芸能ゴシップの対象となった。ここでダメ押し的に女子アナをアイドルタレント化させたといえるでしょう」
そして、実際にアイドルだった平井理央がフジテレビに入社するに至る。
「平井アナ以降は芸能ネタのメーンが女子アナネタといっても過言ではありません。最近ではテレビ東京の
大橋未歩アナとヤクルトの城石憲之選手との結婚、同じくテレ東の亀井京子アナと巨人・林昌範投手との
お泊りデート発覚、TBS青木裕子アナの不倫愛とADとの熱愛など、とにかく話題にこと欠きません」
http://npn.co.jp/article/no/18305710/