【SF】第38回星雲賞決定 「日本沈没・第二部」「時をかける少女」などが受賞 特別賞にコミケ・米澤氏

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 その年の優れたSF作品に贈られる「第38回星雲賞」が決まり、長編小説部門は「日本沈没・第二部」
(小松左京さん、谷甲州さん共作)が、映画・メディア部門は劇場版アニメ「時をかける少女」(細田守
監督)がそれぞれ受賞した。また、06年に亡くなったコミックマーケット準備会前代表の米澤嘉博さんに
特別賞が贈られた。
 同賞は、毎年行われる日本最大のSFファンイベント「日本SF大会」の参加者投票で決まるもので、
今回は横浜で開催されたの「世界SF大会」で発表された。
 「日本沈没・第二部」は、73年に小松さんが発表し、映画化もされた「日本沈没」の続編。日本列島を
失い、世界各地に入植しながら生き続ける日本人の姿を描いたもので、小松さんが作った設定を元に
谷さんが執筆した。
 「時をかける少女」は筒井康隆さんの同名小説が原作。時をさかのぼれる「タイムリープ」という
不思議な力を手に入れた少女という設定を生かしながら現代風の青春ストーリーに大幅アレンジし、
日本アカデミー賞や文化庁メディア芸術大賞などを受賞した。
 また、特別賞は米澤さんがSF研究会出身だったことなどから、その業績が称えられた。同大会でも
コミケに関する基調講演などが行われた。

 受賞作は以下の通り。

日本長編部門:「日本沈没 第二部」(小松左京、谷甲州、小学館)
日本短編部門:「大風呂敷と蜘蛛の糸」(野尻抱介、早川書房)
海外長編部門:「移動都市」(フィリップ・リーヴ、東京創元社)
海外短編部門:「ワイオミング生まれの宇宙飛行士」(アダム=トロイ・カストロ&ジェリイ・オルション、早川書房)
メディア部門:「時をかける少女」(細田守監督)
コミック部門:「ヨコハマ買い出し紀行」(芦奈野ひとし、講談社)
アート部門:天野喜孝
ノンフィクション部門:「宇宙へのパスポート3 宇宙開発現場取材」(笹本祐一、朝日ソノラマ)
自由部門:M-Vロケット(宇宙航空研究開発機構)
特別賞:米澤嘉博

ソース:まんたんウェブ
http://mantanweb.mainichi.co.jp/web/2007/09/post_1328.html
日本SFファングループ連合会議のページ
http://www.sf-fan.gr.jp/index.html