サッカーのJリーグ1部(J1)ヴァンフォーレ甲府(VF甲府)の主要株主四者による
第二十回経営委員会が二十四日、甲府・山梨総合研究所で開かれ、ヴァンフォーレ
山梨スポーツクラブが上半期のチーム運営状況や今季の収入見通しを報告した。
クラブ側によると、今季の営業収入は昨年度決算(十三億四千万円)を上回る十五億円の
見込みで、経常利益は七期連続の単年度黒字となる見通し。
見通しによると、営業収入の内訳は、広告料収入が昨年度比23%増の七億円。入場料は
一億九千万円、クラブサポーター会員加入料は二億二千万円とともにほぼ同額を見積もった。
支出は約二億五千万円増の十三億五千万円の見込み。選手やスタッフの年俸をベース
アップしたことなどからチーム関係費が27%増の八億五千万円、試合運営費は46%増の
一億円となった。
経常利益はJ1効果のあった昨年度の二億四千六百万円を下回る一億五千万円の見通し。
十八節終了時の平均観客動員数は昨年同時期の一万二千七百四人に対し、一万二千
八十二人と微減となった。しかし、八月十八日に国立競技場で浦和戦を控えるほか、リーグ
終盤戦は順位争いも絡んで客足が伸びる傾向があるため「目標達成は十分に可能」(同
クラブ)とみている。
委員会では、サイン会やサッカー教室などの地域活動の実態をJリーグがまとめた
報告書も提出された。昨季のVF甲府がJ1、J2全三十一クラブ中、活動回数、時間とも
トップだったことも報告された。
海野一幸社長は「四億五千万円もあった累損赤字がようやく一億五千万円になる。
チームは赤字を出しても補てんしてくれるところがなく、いわば市民クラブ。チームの
存続がすべてに優先する。単年度黒字という経営の基本はいささかも揺るぎない」と話した。
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