【WRC】09年から年間12戦に縮小 WRカーは12年からGr.N、S2000ベースに

WRC、2009年から年間12戦に縮小

2007年06月29日

　WRCの統括団体FIAが、2009年からWRCは現在より4戦少ない全12戦にイベント数が削減
されると発表した。また、2012年以降のWRカーは、グループNとS2000をのマシンをベースに
したものになることも明らかにされている。

　WRC は2004年、日本とメキシコでのイベントが加わり、全16戦に拡大、マニュファクチャラ
ーはコスト削減のためイベント数を減らすようにと訴えてきた。そして6月27日、世界モーター
スポーツ評議会は、パリでの会合において、マニュファクチャラー側の主張を認める決断を
下した。

　FIAは次のような短い声明を出した。
「2009年から、FIA世界ラリー選手権は12戦となる。この決定に関する詳細なレギュレーション
はFIA世界ラリー選手権委員会で検討され、10月の世界モータースポーツ評議会に提出される」

　WRC イベント開催を希望している国々をどのようにカレンダーに収めるのかはまだ不明だ。
一方で、現在のWRCにはフォード、シトロエン、スバルの3マニュファクチャラーしか公式参戦して
いないが、今後はミツビシやヒュンダイといった他のマニュファクチャラーにとって参戦しやすい環
境になりそうだ。

　また、FIAは、2012年より、ワールドラリーカーはグループNとスーパー2000のマシンがベース
となり、コスト削減策も導入されることを明らかにした。
「2012年からワールドラリーカーは、グループNおよびS2000のマシンをベースにした、4輪駆動、
ターボチャージャー搭載車となる」
　今シーズンについては、「FIAが判断したとおり、WRCイベントは、効果的なセーフティー・
トラッキングシステムの設置なしには開催できないことを改めて表明する」と書かれている。

AUTOSPORT WEB WRC
http://news2.as-web.jp/contents/news_page3.php?news_no=11665&cno=51&b6Ec=1

大会関係者によると、ラリー・ジャパンは2008年までは開催が確定だそうです。
選手、チームからの評判も良いので入れ替え対象になる可能性も低いとか。