年齢、性別を問わず、誰でも気軽に楽しめるフットサル。
その全国リーグが「Fリーグ」として9月に開幕する。
これまでは全国9地域でそれぞれリーグ戦を開催していたが、全国リーグはなかった。
しかし、2004年の世界選手権で惨敗するなど国際舞台で結果を残せず、
「日常的にレベルの高い試合をしないと日本は強くならない」(塩谷竜生事務局長)と、
6、7年前から全国リーグ創設に動き出し、ようやく実現にこぎつけた。
レベル、人気とも「東高西低」だった地域リーグ時代の格差を埋めることも狙いだ。
初年度に参戦するのは8チーム。9月23日に開幕し3回戦総当たりで全84試合を戦う。
スペインなどの海外リーグを参考に模索した結果、ホーム・アンド・アウエー方式に加え
長野市や北九州市など地方都市に全チームを集めたセントラル(集中開催)方式も
並行採用することにした。
実際の運営などはJリーグにならうというが、規模も予算も段違い。
多くが企業チームからのスタートだった「J」と違い「F」の多くはクラブチーム。
名古屋オーシャンズ以外は、すべてアマチュアで、
ほとんどの選手はフットサル教室のコーチなど、他の仕事をしながら活動している。
リーグの試算では、各チームに必要な年間運営費は6000万〜8000万円。
「年間100万円でやってきたチームが、いきなり6000万円というのは、大変ですよ」と塩谷事務局長。
日本サッカー協会傘下とはいえ、リーグ、各チームともスポンサー集めに忙しい。
フットサルは1990年代後半から急速に普及し、現在の競技人口は推定150万〜200万人。
日本協会への登録者だけでも2003年度の9万5507人が3年後の昨年度には
12万4102人に急増しており、「やるスポーツ」としては極めて人気が高い。
だが「観戦するスポーツ」としての認知度はまだまだ。
リーグでは初年度の目標総入場者数を15万人に設定した。
1試合あたり約1800人は高いハードルだが、
将来的にはチーム数を増やしプロリーグ化も視野に入れているだけに、足踏みしてはいられない。
ソース:
http://www.sankei.co.jp/sports/soccer/070520/scr070520000.htm Fリーグ(日本フットサルリーグ)
http://www.fleague.jp/