求む、オレの相手!? 「亀田3兄弟」の三男、15歳の和毅(ともき)が17日、エキシビションマッチの
相手を公募した。3月に“リングデビュー”を果たした亀田家の最終兵器は、スーパーフライ級
(リミット52.1キロ)以下の日本人世界ランカーとの“対決”を熱望した。対戦相手が決まれば、
今夏に予定される二男・大毅(18)=協栄=のプロ10戦目の前座で、異例のエキシビションマッチを
実施する計画だ。
亀田家から異色の“求人募集”が発信された。3月に中学を卒業したばかりの和毅と、現役プロボクサーを
有料試合の前座で対戦させるビックリプランだ。父・史郎トレーナー(41)がこの日、明らかにした。
「日本人のランカーなら、誰でもええで。挑戦したってや。世界王者でもええよ」
エキシビションマッチの相手の条件は、日本人の現役世界ランカーで、階級はSフライ級以下。
前WBA世界Lフライ級王者の長兄・興毅(20)と大毅が所属する協栄ジムで受け付ける。条件を
クリアすれば、今夏にも予定される大毅のプロ10戦目の前座で実施するという。
23日には、亀田一家が生まれ育った大阪で、興毅が2年5カ月ぶりの凱旋ファイトを行う。
兄のフライ級復帰第2戦の前座で、和毅が東洋太平洋フライ級王者で、WBC世界同級13位
ジョジョ・バルドン(フィリピン)とエキシビションマッチを披露することも決定した。
今回、異例の公募となったきっかけは、和毅への中傷にあった。史郎トレーナーによると、3月と4月の
エキシビションマッチの相手がいずれもフィリピンの国内ランカーだったことから、「インターネットなんかで、
『どうせかませ犬』なんて書かれたんや。ほんま頭にきた。やってやろうやないかと思ったよ」と憤る。
和毅も父の意向に賛同して、日本人世界ランカーとの対戦に意欲をみせる。
和毅は「オレは強いで。誰にも負けへん。かかってこいや!」と息巻く。亀田家の“最終兵器”が、
ガチンコ勝負に腕をぶす。
http://www.sanspo.com/fight/top/f200705/f2007051800.html