日本プロバスケットボールリーグ「bjリーグ」への参入に向け、島根県内でチームの設立を目指す有志が
十日、松江市内で発会式を開き、来季からの参戦を目標にすることを確認した。
中国地方初のプロバスケットボールチームの実現に向け、近く実行委員会を立ち上げ、第一歩を踏み出す。
県内のバスケットボール指導者や愛好家など約四十人が出席。発起人を代表して、
松江市内で設計事務所を経営する藤井三千勇氏が「バスケットボールが盛んな島根の
地域資源を生かし、少年に夢を与える産業を興したい」とあいさつ。
県バスケットボール協会の森山恭行前理事長らが、事業内容や収支計画などを説明した。
事業構想では、企業や県民から出資を募って運営会社を設立。選手は最大十五人で、
公募による選抜(トライアウト)とリーグのドラフトを通じて編成する。スポンサーや
ファンクラブ、チケット収入などで、参加四年目の営業黒字を目指す。
九月にあるリーグの加入審査に向け、六月に申請書を提出する方針。
現在、同リーグには八チームが加盟するが、中国地方は空白地帯。
新規参入の二枠に十チームが競合するとされる。
森山前理事長は、ふるさとチームができることで優秀な県出身選手の流出防止にもなると強調する一方、
「すでに富山や高松など地方都市に根ざしたチームもある。
広島や岡山などに手を挙げられたら勝ち目がない」とし、早急な賛同者拡充と企業支援の必要性を訴えた。
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