「テレビに出演し過ぎである」
「ニュースは良いが、バラエティー番組は行き過ぎだ!」
「お前はタレントか!」
等のご批判を時々頂戴する。大体は匿名である。
私は、今、タレントではない。宮崎県の知事である。同時に宮崎のセールスマン
でもある。宮崎のPRのために、その目的のためだけにメディアに露出している。
ニュース番組だけ出ていても、それらの視聴者層は限られている。日本全国津々浦々、
あらゆる年代、あらゆる視聴者層に周知を図るためには、あらゆる番組(メディア)
に露出する必要がある。勿論、メディアは両刃の剣である。持ち上げるだけ持ち上げて
梯子を外す。
「テレビ」という媒体は、中でもバラエティー番組は、被写体のリアルをありのままに
映し出す。例えば、被写体が人であれば、その人柄・性格・本質・思想・背景・歴史
・嘘…全てを映し出す。
私は、メディアに宮崎を露出させている単なる触媒に過ぎない。私は、宮崎に
自信を持っている。その純朴・誠実・温暖・正直・躍動・美・食・ポテンシャル…
宮崎は嘘をつかない。それは視聴者に必ず伝わると思う。実は、そのことが宮崎に
とっての最大のPRになるのだ。観光や企業誘致等の核になるものはその自治体の質と
本質である。
宮崎の純朴・誠実・正直・躍動・美・食…等々が正確に確実に伝わるまで、そして
宮崎が全国の記憶に刻まれるまで、加えて宮崎が一人歩きするようになるまで、
私はテレビに出るのだろう。
(宮崎県知事・東国原英夫)
ソースは
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/books/breview/49248/