【MLB】イチロー、200三振ペース? 「内角攻め恐れるな」と打撃コーチ

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1れいにゃφ ★
【シアトル14日=Bob Sherwin / Special to MLB.com】
メジャーデビュー以来7シーズン目にして、地元ファンも目にしたことがないほどの
不調に陥っているシアトル・マリナーズのイチロー外野手。
メジャーで1試合3三振はこれまで6回あるが、そのうちの2回が11日のボストン・レッドソックス戦と
13日のテキサス・レンジャーズ戦だ。開幕6試合での打率は13日時点で1割8分2厘と、
全くイチローらしくない数字になっている。

 この状況について、天候不順による試合順延が続いたことを理由に挙げるのは
ジェフ・ペントランド打撃コーチ。「4、5日も試合のない日が続けば、タイミングも狂う。
スイング自体は良くても、タイミングを合わせるのは難しい」と説明する。
マリナーズはクリーブランドでのインディアンス戦が4試合連続で順延となり、
さらにボストンでのレッドソックス戦も3戦目が雨で流れている。
事実、地元での開幕シリーズでイチローは打率4割をマークしており、
「4月の不振は以前にもあったが、いったん調子に乗れば実力はお墨付きだから」と、
ペントランド・コーチはほとんど意に介していないようだ。

 イチロー自身は4月を「リズムを見つける月」と位置づけており、その結果が
4月の平均打率2割9分5厘という、1シーズンを通じて最低の数字に表れている。
ちなみに5月の平均打率は3割7分3厘、6月以降も軒並み3割以上をマークしており、
マイク・ハーグローブ監督は「聞くところによると(メジャー記録のシーズン最多安打)
262本を打ったときは、4月、5月とも調子が良くなかったそうじゃないか。
イチローは立派な選手だから心配ない」と、こちらも楽観視している。

 ペントランド・コーチが気にしている唯一の点は、ここまで8つという三振の多さ。
過去メジャーでは1シーズン71三振が最多のイチローだが、このままだと200三振のペースだ。
「あらゆる球団のピッチャーが、イチローを内角攻めにしている。
それを恐れてバッターボックスの内側から離れて構えたりしないことが重要だ。
それさえできれば、イチローほどコンスタントに打てる選手はいない」と助言を送っている。

http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=938