CC開幕戦! 小島、TAJIRIは0点発進、武藤、みのるは好スタート!=全日本 (スポーツナビ)
全日本プロレスの春の祭典「2007チャンピオンカーニバル」(CC)が
26日、後楽園ホールで開幕。1500人の観客を前に、大波乱続出の展開となった。
メーンイベントでは、04年以来3年ぶり3度目の優勝を狙う武藤敬司が
CC初出場の大鷲透と対戦。大鷲のパワーファイトに苦戦しながらも、
低空ドロップキック、ドラゴンスクリュー、足4の字固めの黄金連係から
シャイニングウィザードで勝利を飾り、
「明日は武藤桜を満開にする」と公式戦最大のヤマ場となる健介戦に意識を集中させた。
CC初参加のTAJIRIと元三冠王者の小島による初シングル戦は、
両者リングアウト負けという予想外の結末により、両者0点の痛み分けに終わった。
TAJIRIは序盤からトリッキーな動きで小島を翻ろうすると、
ラリアットの直撃を食らって場外へエスケープしながら小島の顔面に
グリーンミストを噴射。そのまま場外乱闘を繰り広げる間にカウント20がコールされた。
かつてはWWEのスーパースターとして世界を見てきたTAJIRIは、
この後味の悪い結末について「優勝うんぬんよりもファンの意識改革が大事」と、
あえて自分が憎まれ役になることを宣言。
このCCを通じて、「ファンに目を向けさせるプロレス」を見せていくことを予告した。
一方、早くも2失点を喫し、優勝へ黄色信号が灯った小島は
「これがWWEの洗礼だったら、次こそ全部飲み込んで、もう1回やってやるよ」と
TAJIRIとの再戦を要求した。
現三冠ヘビー級王者の鈴木みのるは、昨年の10月29日の福岡大会で
三冠タイトル戦を行っているRO’Zを腕固めで一蹴。
試合後は事前にRO’Zの勝利を予想した、ものまねタレントの原口あきまささんに
詰め寄り、強引に水を飲ませた。
「去年よりこんなに差がついた」と“強すぎる自分”に酔いしれたみのるは、
2.17両国大会での三冠戦以来となる明日の小島戦に向けても「好きなところを痛めつけてやる」
と三冠王者の余裕を見せつけた。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/wrestling/20070327-00000000-spnavi-fight.html ※一部抜粋