11年7月のアナログ放送終了で、ごみとなるテレビは最大6465万台――。
テレビメーカーなどの業界団体「電子情報技術産業協会」(JEITA)が6日、こんな予測を明らかにした。
地上デジタル放送(地デジ)への全面切り替えにより、
アナログテレビでは放送を受信できなくなるためで、各メーカーは家電リサイクル法に基づいて、再生利用設備の増強などを迫られる。
家電リサイクル法見直しのための、中央環境審議会と産業構造審議会の合同会合で示された。
テレビの普及台数は現在約1億台で、このうちアナログは8580万台。
予測では、07〜11年に合計5037万台が地デジ対応テレビに買い替えられ、その分がリサイクルなどに出される。
さらに、11年時点のアナログテレビ3543万台のうち、
チューナーを接続するなどで使い続ける分を除く最大1428万台が、いずれごみとなる可能性があるとみる。
買い替え分と合わせ、最大で6465万台がごみとなる。
家電リサイクル法では、メーカーが廃テレビを再生利用する義務を負う。
再生利用設備では、ブラウン管のガラスや銅線などを取り外して再利用し、残ったごみは埋め立て処理に回す。
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2007030603110.html