K−1 WORLD GP2007 IN YOKOHAMA」(4日、神奈川・横浜アリーナ)で、
“番長”ジェロム・レ・バンナから2度のダウンを奪う完勝で、一躍ニュースター誕生を
印象づけた澤屋敷純一が5日、都内ホテルで一夜明け会見に臨んだ。
「昨日の試合は見事に作戦がはまった感じでよかった。まだ実力不足は否めないので、
実力をつけて世界の選手と肩を並べるぐらいにはなりたい」
大アップセットをやってのけた澤屋敷だが、表情をほとんど変えずポツリポツリとコメントを
発する感じで、感情の起伏を表さない。非常に朴訥(ぼくとつ)というか、どこか底の
知れない印象を与える。
会見に同席した谷川貞治K−1イベントプロデューサー(EP)は「武蔵が出てきた時以上の
可能性を感じた」と澤屋敷を絶賛し、「ヌボーっとした大物感がある」とも語った。
谷川EPがたまたま見たフジテレビ系格闘技番組「SRS」で見て抜てきしたという
澤屋敷はまだ22歳。
自分の活躍を報じた各スポーツ新聞に黙々と目を通していたが、記者の質問が
一段落すると「もらっていてもいいですか? タダに越したことはないんで」と一言。
何かこれまでの枠にはまらない、新しいタイプのスター誕生を思わせた。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/k1/headlines/20070305-00000022-spnavi-fight.html