高山“変身!”ボクシング界のヒーローがTVに参戦 (スポニチ大阪)
WBAミニマム級暫定王者・高山勝成がNHK教育テレビの人気番組
「ストレッチマン2」に出演することが2日、決定した。
子供受けするキャラクターを売り出そうと陣営の戸塚貴信社長(33)が
NHKと交渉を進め、3月収録、4月放映で固まった。
また高山は正規王者・新井田豊との王座統一戦に向け、スパーリングを開始。
大阪市西成区のジムで2階級上の後輩、WBA世界フライ級8位・久高寛之(21)と3回行った。
笑顔が引きつる。しかし、もう後にはひけない。高山が「ストレッチマン2」に出演する。
本人は立ち消えたと思っていた。戸塚社長が同番組への出演プランをブチ上げたのが
12回判定で暫定王座を獲得した昨年11月の一夜明け会見。
高山は衣装に体のラインが出るタイツを使うことなどから拒否反応を示したが
「いきなり決まったと聞いてビックリ。2、3カ月話がなくて、消滅したと思っていた」。
覚悟を固めるしかなくなった。
収録は3月13日。幸い?試合まで1カ月前を切るため、衣装が上半身裸のトランクス姿になっても
引き締まったボディーを披露できるはずだ。
「タイツ?それは当日のお楽しみです。あきらめないことの大切さを伝えたい」と、
ようやく前向きになりつつある。
徳山昌守、亀田興毅が年末年始に世界王座を返上し、日本の世界王者は現在5人。
それでもまだ高いと言えない知名度を上げるメジャー戦略だ。ターゲットは低年齢層。
特別子供好きでもないけれど向こうから寄ってきてくれる」という癒やしキャラを
活用しない手はない。
この日、王座統一戦に向けたスパーリングを開始した。久高と3回。右強打を武器に
4月、日本フライ級暫定王座に挑むホープと打ち合った。
オリックス・清原らの個人トレーナー、ケビン山崎氏との筋力トレもスタート。
「この前は仕留められなかった。今度は仕留めたい」とパンチ力アップを見据えて
手首の筋力強化に取り組む。
統一戦、2階級制覇、米国進出。実り多い07年にするため、高山は走り続ける。
http://www.sponichi.co.jp/osaka/spor/200702/03/spor202226.html