【音楽】TAKURO「きれいごとを歌えないミュージシャンに魅力はない」GLAY、3年ぶりのアルバムリリース

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1リバースもみあげ@リバースもみさげφ ★:2007/01/31(水) 02:44:15 ID:???0
ロックバンドのGLAYがおよそ3年ぶりのアルバム「LOVE IS BEAUTIFUL」を31日に発表する。
デビュー10年を過ぎてから、「怪物バンド」に成長した自分たちを見つめ直した。
バンドの今後を強く意識したという制作過程について、リーダーでギターのTAKUROに聞いた。

前作を発表した04年がデビュー10周年。大阪でのライブ「EXPO」に10万人を集めるなど華々しい年だった。
だが、日本のポップス史に残る成功を生み出す「巨大企業」となった、バンドのあり方を見つめ直す時期を迎えてもいた。

「例えばウッドストックみたいな、人の海の前で演奏したいという夢があった。
20万人集めたこともあったが、でも、『じゃあ次はどうしよう』となった。夢をかなえると失うことの方が多いのかもしれない」

メンバー4人は30歳を超え、人間的にも音楽的にも成長した。
「なぜ4人で音楽をやるのか。デビューからがむしゃらに走ってきて話す余裕がなかった。そういう時間も必要だった」

「みこし」に乗っかるのではなく、身軽になりたくて、所属事務所を替わるなど、環境の変化を求めた。
葛藤(かっとう)を経た新作には直球のタイトルを掲げた。

「自分たちも混乱し、世の中も混乱している。ここで、きれいごとを歌えないミュージシャンに魅力はない」
〈世界の人が全(すべ)て救われる事はない――〉(僕達の勝敗)
〈手にした金の力では空白は埋まらなかった――〉(MIRROR)

収録曲はあきらめや挫折をにじませ、なお希望を志向する姿を描く。
「これまでは『人々は幸せになる』『頑張れば何とかなる』だった。
今は無力さを認めたうえで『何をあきらめないか』を伝えたかった」