ヤンキースの松井秀喜外野手(32)が、来年1月11日に配信予定の
『安倍内閣メールマガジン』に、いじめ問題に関するメッセージを寄せたことが29日、分かった。
ゴジラが“いじめ問題特使”として乗り出す。冬休みを家族で過ごしている皆さん、
このメッセージを“たたき台”に語り合ってみてはいかが?
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ゴジラは悩んでいた。11月中旬の帰国以降、新聞やテレビで“いじめ問題”が取り上げられている。
メジャーリーガーの松井秀喜に何かできることはないのか−。
そう考えていたところにメッセージの依頼。もちろん、快諾した。
今回、メッセージを寄せたのは『安倍内閣メールマガジン』。
安倍晋三首相(52)を中心とした内閣との積極的な対話を通じて、国民の政策形成への
参加の機運を盛り上げることを目的として10月12日に創刊。
毎週木曜日に約160万人の読者に向けて配信されている。
子どもへの影響力の大きさなどから白羽の矢が立った松井秀は、
新年1月11日に配信される新春号に登場予定。
いじめている側、いじめられる側、傍観者に向けてこんな言葉を送っている。
「(いじめている子どもに)理由が何であれ、人として卑怯(ひきょう)なことはしてはいけない。
卑怯とは勇気がなく、物事に正面から取り組もうとしないこと。
野球を含めてスポーツや世の中にはルールがある。卑怯な行為は反則だ」
一方、いじめられている子どもに対しても“強い気持ち”を持つことを訴える。
「死を選ぶのは残念でならない。家族や友人ら周りが悲しむ。
僕の認識では自殺も卑怯な行為。僕を含めた大人は皆、さまざまな方法で解決策を
見いだそうとしている。だから勇気を持って、周囲にわかるようにSOSサインを出してほしい」
当事者だけではない。ゴジラはまた、傍観者にも「まわりから声を上げて」と
サポートの必要性を強調した。
年末年始は家族で過ごす時間も多い。松井秀からのメッセージをきっかけに、
あらためて“いじめ問題”について考えてみてはどうだろう。
http://www.sanspo.com/mlb/top/mt200612/mt2006123003.html